夫が嫌いで離婚したいと思った時期。  母として女として、私が選んだ生き方。



30代後半くらいからどんどん夫を嫌いになっていった

夫が嫌い、でも離婚はできない。同じように悩んでいる人へ。

30代後半から、45歳、46歳ぐらいまでが、私は一番夫が大嫌いだった。

離婚したい。離婚が難しいなら別居したい。顔も見たくない。会話もしたくない。

毎日一緒にいるのがつらくて、子供は夫の姓で生まれたし、私が離れても母と子のきずなは切れないと自信があった。

でもそれは、あくまで私の考え方と生き方だった。

子供は、父も母もそろっていることが安心感につながっていた。
その中ですくすく育っていたから、どちらかがいなくなることはきっとショックだったはず。

私を女性として孤独にした夫

なんでこんなに夫が嫌いになったのか。
答えは簡単だった。

私を女性として孤独にしたから。

夫の仕事は減り、自信を失っていった。
話し方もぶっきらぼうになって、子供にだけ優しくしていた。

私も、夫に対してどんどん軽んじるようになったし、それに夫も気づいていた。
互いに嫌われていることを、無意識に理解し合っていた。

おしゃれな場所へ行く気も失った

夫の見た目も太ってきて、清潔感も失っていった。
素敵な場所に出かける気力もなくなったし、3人で家族と見られるのも違和感があった。

自信を失った夫は、それに向き合わずごまかしていた。
私と関わると、その現実に向き合わされてしまうから、より私を避けた。

私が「母親で女性ではなくなっていった」日々

夫は仕事が減り、いつも家にいるようになった。
それが私にとって一番のストレスだった。

夜、仕事がない日は、私はよく知り合いと飲みに出かけていた。

私は「母親で、女性ではなくなった」と感じていた。

周りからも、母親で、一人の女性とは見られていなかった。
だから、仕事関係で出会う人たちには、子供がいることを隠した。

家庭を持つ人とは遊ばなかった。

家庭の外では、「妻」や「母」ではなく、ただの一人の人間として存在しようとした。
一人で飲み歩いたりもした。

私はフリーランス。
一人暮らしをしているような“てい”で過ごした。

子供は好き、夫はただの「子育てパートナー」

子供のことは大好き。たくさんあちこちに連れて行った。
でも、家族3人で行動することはしなかった。

私はとにかく働いて、子育てを頑張った。
教育にはお金をかけてあげたいと思って、仕事を増やした。

家に帰れば、夫はいる。
でも私にとっては、子育てを一緒にするだけの相手だった。

生活費もローンもすべて半分ずつ。
夫に養われていると思われたくなかった。
自立を保つこと、それだけにしがみついて生きてきた。

私はガチャ親の元で育った。
自己肯定感の低い私はその時よりはましな人生だ。私はこれで納得しようと言い聞かせながら日々過ごした。

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