育児で夫婦関係が壊れる?出産後に感じたギャップと夫の変化

出産までは夫婦だった。でも、産んだ後は・・・。

出産までは、ふうふだった

出産までは、夫は私を気にかけてサポートしてくれていた。
家事や子育ても積極的に手伝ってくれて、私は本当に助かっていた。
でも、出産ご、私たちの関係は大きく変わった。

出産ご、夫のむとんちゃくさに気づく

出産ご、彼の気持ちは完全に子どもに向いた。
私も母親になったけれど、どこか 「女性でありたい」 という気持ちを手放せなかった。

ある日、私が「新しい産着を持ってきて」とお願いしたら、彼が持ってきたのは お古の産着 だった。
少しシミがついていたその服を見たとき、驚きとしつぼうが一気に押しよせた。
「なんで、新しいものを持ってこなかったの?」と聞くと、彼は 「だって産着は産着でしょ?」 と平然と言った。

このとき、私は気づいた。
彼は「選ぶ」という行動をしないんだ。
「赤ちゃんには、新しい服を着せたい」そんな気持ちが、彼にはなかったのか?
そんな無頓着さが、私をいらつかせた。

子育てと夫婦のギャップ

その後も、彼の ちょっとした言動 にモヤモヤすることが増えた。

夜中、赤ちゃんが泣き出したとき、私はもうクタクタで起きられなかった。
そんなとき、彼は冷凍母乳を温めて、赤ちゃんにミルクをあげてくれた。
楽しそうにあやしながら、おむつも替えてくれた。

助かった。
でも、あとでおむつを見たら ちゃんとふき取れてない…!

「やるなら、ちゃんとやってよ!」
つい彼に怒ると、彼は 「教えてくれたらいいじゃん!」 と言った。

え?いちいち言わなきゃダメなの?
母親になった私は、すぐに気がついて、すぐに行動する。
なのに、彼は「言われないとやらない」。

そんな小さなすれちがいが、積みかさなっていった。

求めていたのは「母親」じゃなくて「パートナー」だった

私は 自立した女性 でありたかった。
でも、彼は 「母親ならこうするべき」 というイメージを、私におしつけてきた。

「子どもを預けて、たまには2人ででかけたい」と言っても、
「子どもを預けるなんてかわいそう」と反対された。

私の気持ちは?
私は「親になったからって、すぐにそうなれるわけじゃない」と思っていた。
でも、彼は 「子どもが生まれたら、もう父親と母親なんだ」 と考えていた。

そのちがいが、私をどんどん追いつめていった。

「夫」としては終わった。でも「父親」としては必要だった

ある日、私はとうとう爆発してしまった。
すると、彼は はじめて 強い口調で言い返してきた。

「僕たちはもう親なんだよ!ラブラブでいたいとか、そんなのもういいじゃん!」
「お前はなんなんだ?馬鹿か?」

その言葉を聞いたとき、心がキューっとなった。
「この男は、私を女として見ていないんだ。」
私は夫としての彼には、期待するのはやめようと決めた。

でも、子どもにとって彼は大切な父親だった。
だから私は 「夫婦」ではなく「育児のパートナー」 になった。

「私の男」じゃない。
「私の夫」でもない。
でも、子どもにとっては 「必要な父親」 だった。

今、ふりかえって思うこと

そんな彼と、今も私は一緒にくらしている。

ふうふの形は、時とともに変わる。
出産で夫婦の関係が変わる人は、きっと私だけじゃない。
でも、それが 「よい」「わるい」 という話ではなく、
「こういう夫婦もいる」 ってことなのかもしれない。

20年前の私が、今の私を見たらどう思うんだろう?
でも、どんな夫婦も どこかで折り合いをつけながら生きている。

それが、ふうふの形なのかもしれない。
どんな夫婦にも ジレンマはあちこちにあるのかもしれない。

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